2025年8月7日(木):今日のさをりさん

今日のつぶやき
本日8月7日のラッキカラーは『芝翫茶(しかんちゃ)』です。
赤みを帯びた深い茶色で、その色名は江戸時代の歌舞伎役者・三代目中村芝翫に由来します。
舞台で彼がまとった茶色の衣裳は、派手な色に囲まれながらも不思議と目を引き、“渋い華やかさ”として評判を呼びました。芝翫の名跡は、品格ある所作と柔らかな演技で知られ、この色にもその落ち着きと奥ゆかしさが宿っています。
幕が開くその瞬間、観客が思わず息を飲むような圧倒的存在感。今日は『芝翫茶』のように、静けさの中でそっと華を咲かせてみませんか。

今日の城みさをの言葉
「帯」という囚われ
次第に欲が出てきて、欲しかった帯を織ろうと試みた。けれど、そこには「帯」という囚われがあった。帯にならねば困るのだ、という意識が働いた。それが私を固くした。好き勝手に織るわけにはいかなかったのである。私の織った物は、自分でも気に入らない、つまらないものだった。

今日のさをりさん
広島の塾生さん。
SAORI千駄ヶ谷のInstagramで見かけた「分け織りを織り込んだタテ糸回帰織り」が、SAORI広島でブームになり、一度適塾で織った後、ご自宅でも復習としてもう一度織ってこられました。
それだけでも研究熱心なのに、紐をつけて肩で留められるようにされて、あっという間に印象的なベストになりました。
織りも発想もどんどん自由度が増していて、教わることが多いです。