2025年12月3日(水):今日のさをりさん

今日のつぶやき
本日12月3日のラッキカラーは『オールドローズ』です。
くすみを帯びた落ち着いた紅色で、アンティークのバラの花びらのような深みをもつ色です。
19世紀のヨーロッパでは、まだ香水や化粧品が豊富でなかったため、バラの花びらを布にはさみ、移った香りと色を頬紅として使う習慣がありました。時間が経つほど花びらは乾き、赤はくすみ、今の『オールドローズ』のような色に近づいていきます。
こうした「時がつくる色」への愛着から、仕立て屋や香料店で『オールドローズ』という言葉が使われはじめ、成熟した優雅さを象徴する色として広まりました。
今日は『オールドローズ』のように、やわらかい深みがそっと心を包む時間をお過ごしください。

今日の城みさをの言葉
如何に、何を問うか
大事なことは、「如何に、何を問うか」である。それによって出てくる答えが決定されてしまう。問いが答えを先行して決めてしまう。新しい答えではなく、新しい問いが、進歩を作り出して行く。先人が解けなかった問題を解くことで世の中が進歩するのではない。新しい問いの発見こそが重要なのだ。

今日のさをりさん
本店の塾生さん。
以前に仕立てられたものをリメイクして、『らせんスカート』に。 『耳出し織り』のひらひらも相まって、とても可愛らしく変身しました。
さをり織りの布を活かしたお仕立ては、洋裁よりもずっとシンプルでカンタンなので、「ちょっと形に飽きたな…」と思った時には、新しく別の形に変えることができます。
いつまでも、自分の身体に心に寄り添ってくれるさをり織りです。





